Case #025: 前十字靭帯断裂のヨークシャーテリア TPLO |日野どうぶつ病院|1

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Case #025: 前十字靭帯断裂のヨークシャーテリア TPLO

今日は午後から前十字靭帯断裂を起こした11歳のヨーキーのオペを行いました。BW 3.85kgです。

 左後肢ですが、やや尾側に足が位置しています。

跛行があるという主訴で来院された時のレントゲンです。

患肢(左側)

 頭側にあるのが患肢(左側)ですが、明らかに脛骨が前方にあるのが分かります。

5月頃にも一度跛行で来院していますが、

 その時は異常なしでした。

まず半月板のチェックを行います。切れた前十字靭帯を除去して視野を確保します。

 次に半月板のチェック。

 半月板は無傷でした。写真はよく傷害を受ける内側半月の後角です。

VOIの8mmTPLOブレードを使って骨切りをしました。

使用したのはFixinのmicro system。

TPLO用クローバープレート1.7mmロッキングスクリュー用です。

回転距離を測ります。TPAが20度だったので、ローテーションの表を元に2.1mm回転させました。

 全てスクリューを締めました。

 骨切りラインは、ほぼ関節面に平行に切れています。

骨折手術でもそうですが、小さいということは何かにつけて難しいものです。

明日からさっそくリハビリを開始します。

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術後7日目の歩様です。

起立時の患肢の挙上は見られますが、歩様は著しい改善が見られてきています。

 

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