Case #030: パピヨン 前十字靭帯断裂 TPLO法 |日野どうぶつ病院|1

blog

Case #030: パピヨン 前十字靭帯断裂 TPLO法

もうすっかり秋のような天候ですね。皆さんいかがお過ごしですか。

先日の台風では当院も停電に見舞われてしまい、翌朝6時まで電気のない生活をしました。まだ復旧していないところもありますし、北海道では大きな地震もあり・・・。日々生活できていることに感謝ですね。

また私事ですが、父の下瞼が腫れていて、そのせいで下瞼の睫毛が目に触って不快だとのことで父が手術を受けました。岐阜から離れたとこなので、ネットで下調べをしようと思いましたが、ほとんどその病院の情報が得られず、少し不安なまま両親を連れて眼科医へ。オペの様子を見られる隣室へ通されました。詳細は不明ですが、私が見る限り、陽圧室にライカの眼科手術用顕微鏡、電メスもおそらく繊細な処置のできるものでかなり力を入れて整えたのだと感じました。まぁ、中途半端な気持で駒で揃えられないでしょう。これでホッとしました。オペの手技も見事なものでした。

私の症例アップの目的は、なにをやっているのかある程度知っていただきたい、来院前にできるだけ不安を取り除きたい、そういう気持から行っています。様々な事情があり、ネットに情報を載せたり、また逆に制限したり、いろいろあると思いますが、続けられる限り有効にネット利用していきたいと思っています。

さて、そういうことで、しばらく滞っていましたが、症例のアップを再開します。

Case#028の反対側をラテラルスーチャーにて治療したワンちゃんの反対側のオペです。

体重7.2kgです。

 このような状態になってしまいました。

 オペ後の状態です。半月板は今回も内側の後角が痛んでおり、切除しました。

使用したシステムは、VOI社の2.0mmTPLOプレートです。

こちら側の足は、反対側の治療の際すでに関節炎の兆候がレントゲンで見られていました。

1週間入院とリハビリを行い、退院後は週2ー3回リハビリに通っていただいています。

起立時は挙上してかばう感じはありますが、歩行時は積極的に足を使いますが。

リハビリ後は、やはりパフォーマンスが上がると喜んでいただいています。

 

TOP