Case #045: 埋伏歯のポメラニアン、10ヶ月齢


ご紹介いただいた症例です。10ヶ月例です。

下顎の犬歯がなかなか出てこないとのことでした。

2ヶ月ほど前だったか、他院さんからご相談は頂いていたのですが、なかなか来院できなかったとか。こんな状況です。

どれがんなんという歯か、わかりますか? 2列にはえている部分もあり。

こちらで見ても、乳歯が多数。でもそれが大きな問題ではなく。

向かって右側にある大きな歯(左下顎犬歯:304) が、未萌出なんですね。

下顎犬歯の抜歯は、大変困難です。私はこのようにセクショニング(分割)しつつ、少しずつ取り除いて行きます。

歯冠を取り除くと、上皮のようなものが見られます。これは、綺麗に取り除かなければ、囊胞になる恐れがあります。

口外法で横から撮影してみると、こんな感じ。

かなりしぶといですね。

非常に奥深くにありまして、下顎骨折を起こさないように、慎重に抜く必要があります。どうかな、1.5時間ぐらいかかったかもしれません。

ぽっかり、こんなに大きな穴が。

レントゲンを撮るとこんな感じです。深いですね〜。骨折せずに抜歯できてホッとしました。反対側にある乳歯達はこちら側がすんでから抜歯します。

骨誘導を促すためにConsilを充填しました。早く骨になあれ。

レントゲンでは、こんな感じです。さっきぽっかり(真っ黒に)なっていたところが白っぽく見えますね。Consilが造影されています。

切開創は、4−0Monocrylにて、単純結紮縫合にて閉創。長時間、お疲れ様でした。

明くる日の今日、様子伺いで電話をしましたが、とても元気で食欲もあるとのこと。なによりでした。

#小型犬 #304 #埋伏歯 #セクショニング

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