Case #073: 尾側口内炎?歯周病はあるが。(詳細不明)高齢猫で全顎抜歯。


ここのところ、猫ちゃんの抜歯が続いて入っています。 今日の猫ちゃんは年齢不明のDSH。10歳超えてるだろうなぁと思うですが・・・。10匹いると言われたので、何歳くらいだと思います?と聞いたところ、12~13歳とのこと。同意見です。

血液検査では軽度の脱水が見られたのみでした。

痛がって見させてもらえないと思いますと言われましたが、グローブをしてチェック。なんとか写真に収めることができましたが、すごく痛そうです。

自然出血してますね。。。

2-3日して、今日手術です。

痛み止めを処方して、随分楽そうだったと喜んでいただきました。

歯石を取ったのち、ポケットの深さを測り、レントゲンを撮りました。

ほとんどの歯でポケットは、歯周病は中等度まで。レントゲンではアンキローシスはなさそう。歯周病の歯だけを抜くのでは、根治は難しそうですね。

常法通り、

大きな一つの歯肉粘膜フラップにて剥離し、骨膜切削、

歯冠分割、

そして脱臼を繰り返します。

人の埋伏歯(親知らずが多いですが)を抜かれたことがある人は、この治療がいかに大変かご存知かと思います。それを全ての歯で行います。

猫は通常30本の歯が生えています。この猫ちゃんは2本欠歯で、28本を抜歯します。

犬歯歯冠は、臼歯部の処置に邪魔だったので一時的に切断。

脱臼後、骨棘を綺麗に削り取ります。

下顎犬歯も抜きます。

無事終了し、

右上顎へ。

右下顎と進み、

上顎を見ています。

切歯も全て抜きました。

残っているように思われるかもしれませんが、レントゲンの撮影順によりそう思えるだけで、全ての歯を抜きました。13時から始め、15時50分ごろ終了。その後、飼い主さんの希望もあり、食道チューブを装着し、16時10分ごろ終了。16時20分ごろ抜管し、入院室へ移動。

今日の疼痛管理は、局所麻酔以外に、フェンタニルケタミンのCRIも実施し、術後も流しました。

お疲れ様でした〜〜〜

#尾側口内炎 #歯周病 #高齢猫 #日野どうぶつ病院

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