Case #033: 胆嚢粘液嚢腫のヨーキー、門脈シャント持ち。胆嚢切除術。

December 6, 2018

今週末は雪が降るのではといわれていますが、ここ岐阜地方はどうでしょう・・・。まだスタッドレスを購入できていませんが・・・。身動きが取れそうもなければ、病院から金華山まで歩いて行ってきてもいいかな。

 

さて、かれこれ1ヶ月以上経ってしまいますが、胆嚢切除を行ったので、その症例についてアップします。その後動臨研でもこの手の話を聞いてきましたが、まだまだ議論の余地のある分野です。とはいっても、正直私自身は詳しくない分野なので、今回の手術も知識と経験のある先生に助手に入って頂き、さらに麻酔専門医の先生に麻酔疼痛管理をして頂きながら・・・、まぁ、おんぶにだっこですが、無事に終了し現在は術前胃腸症状が出ていましたが、それも治まって元気に暮らしてくれています。

 

6歳の去勢済雄のヨークシャーテリア。実は門脈シャントなのですが、肝内でマルチプルに吻合しているという診断を受けています。2年ほど前にエコーで見たときは、胆嚢内は全くクリアだったのですが、この夏見てみると・・・。明らかにおかしかったので、信頼する動物病院に一緒に行ってみて頂くと、胆嚢粘液嚢腫で間違いないと。随分短期間に変化してしまうものなんですね。

 

 

さて、全身状態はそんなに悪くないものの、手術には万全の状態で臨みたかったので、観血的血圧を見られるモニターを借りたり、超音波シーリングの器械を借りる手はずを整え、準備期間に約1ヶ月あてました。

 

 

 パンパンに腫れ上がった胆嚢が見えますね。

 

 肝臓は門脈シャントのせいで小さいです。

 

 少しずつ肝臓と剥がして、結紮まで終わったところです。

 

 無事に切除終了しました。

2日間入院し、術後も食欲元気は変わらず、非常に経過は良好です。

 

実は数年前に私の母が胆石で胆嚢切除をうけています。径鼻カテと腹腔鏡で行いました。なかなか大変な手術ですが、破裂して全身状態が悪くなってからやるよりこういう計画的に行う方が私は好みですね。

 

諸事情で、オペの開始が夜8時半すぎで、終了が11時すぎだったかな。スタッフも帰宅は午前様でした。皆さん、お疲れさまでした。

 

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