Case #046: 未萌出の両側下顎犬歯の抜歯の為、出張手術へ

April 24, 2019

4/17(水)は休診日で、とある動物病院にオペにいきました。

症例は約1歳のチワワで、両側下顎犬歯の埋伏歯でした。

なんとか、下顎の骨折、残根などのトラブルも起きずに、両方の歯を完全に抜歯できました。上皮(嚢胞)も除去できていると思います。
 

 

お会いできなかった飼主さんから、わざわざお礼の電話を頂きました。

獣医冥利に尽きます。

ご丁寧に、ありがとうございました。

 

写真が入手できたらアップしたいと思います。

 

 

で、その後、うかがった動物病院さんから、レントゲン写真を頂きました。

 下顎の吻側です。向かって左側が患者の右側で、向かって右側が患者の左側です。304, 404は、左下顎犬歯と右下顎犬歯です。それぞれ未萌出歯で、いつ嚢胞を形成しはじめて、嚢胞周囲の顎骨や歯を破壊し始めるか分りません。できるだけ早期に抜去するのが理想的です。

 

 左上顎の口内法によるレントゲン写真です。これはすでに晩期残存していた左上顎乳犬歯の抜歯をすませています。

 

 こちらは右上顎の口内法によるレントゲン写真です。同様に右上顎乳犬歯の抜歯をすませた状態です。

 

 右下顎犬歯の抜歯直後の口腔内レントゲン写真です。非常に深いところに右下顎犬歯の根尖が位置しています。苦労しました〜〜〜 f(^^);

 

 両側下顎犬歯の抜歯窩には、Consil(活性ガラス)という骨補填剤を充填し、それぞれモノフィラメント吸収糸にて閉創して終了しました。

 

この治療の合併症は、顎骨の骨折です。万が一に備えて、サークラージワイヤーやワイヤリングをする外科の器具まで一式持参した上での出張オペでした。しかし、骨折することなく無事に抜歯ができまして、ホント何よりでした。

 

 素敵な笑顔の家族の方の写真も頂きました〜〜〜。ご丁寧にお電話まで頂き、本当にありがとうございました。お役に立てて何よりです。

 

実は、去る2月頃から相談を受けており、私もいろいろと意見を伝えていた以上、この様に責任を果たすことができ、ホッとしています。

手術をするにあたって、紹介病院さんと飼主さんとの間にも、しっかりとした信頼関係が築かれていたことが何より大切なことでした。


どうぞお大事に。

 

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

特集記事

Case #064: 同じく前十字靭帯断裂のヨーキー、BW2.44kg。VOIのElite1.5mm用を使用。

November 11, 2019

1/5
Please reload

最新記事