Case #025: 前十字靭帯断裂のヨークシャーテリア TPLO
2018.08.16 整形外科
今日は午後から前十字靭帯断裂を起こした11歳のヨーキーのオペを行いました。BW 3.85kgです。
左後肢ですが、やや尾側に足が位置しています。
跛行があるという主訴で来院された時のレントゲンです。
患肢(左側)
頭側にあるのが患肢(左側)ですが、明らかに脛骨が前方にあるのが分かります。
5月頃にも一度跛行で来院していますが、
その時は異常なしでした。
まず半月板のチェックを行います。切れた前十字靭帯を除去して視野を確保します。
次に半月板のチェック。
半月板は無傷でした。写真はよく傷害を受ける内側半月の後角です。
VOIの8mmTPLOブレードを使って骨切りをしました。
使用したのはFixinのmicro system。
TPLO用クローバープレート1.7mmロッキングスクリュー用です。
回転距離を測ります。TPAが20度だったので、ローテーションの表を元に2.1mm回転させました。
全てスクリューを締めました。
骨切りラインは、ほぼ関節面に平行に切れています。
骨折手術でもそうですが、小さいということは何かにつけて難しいものです。
明日からさっそくリハビリを開始します。
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術後7日目の歩様です。
起立時の患肢の挙上は見られますが、歩様は著しい改善が見られてきています。