Case #063: CCRヨーキーのTPLO
2019.10.31 整形外科
休診日を利用して、遠方の動物病院に出張オペに行ってきました。
体重は3.4kgのオスのヨーキーで、前十字靭帯断裂の疑いです。
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ドロワーが見られます。今回は、パテラの内方脱臼もあるので、インプラントはFixinのT字タイプのもので計画を立ててみました。
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元々、プリベンディングされていないので、自分で曲げます。
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今回は、試みとして創外固定のシステムを利用し、ジグの代わりにしました。所有しているVOIの小さめのジグは、2mm以上のピンしか固定ができないため、日本の小型犬には少し太すぎる印象です。今回は1.25mmのキルシュナーを使用しました。
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しかし、スペースが足りないため、止むを得ず創外の装置は外しました。でも、コツ切りをするにあたって1.25mmのピンが、ある程度角度の参考になります。もう少し検討が必要ですが、無駄ではなかったかな。
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こんな感じで、固定をしました。
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MPLが改善することも期待して終了。
今日は、ラテラルスーチャーでもう一件CCR をする予定でしたが、最終確認で飼い主さんと話をしてみたらやっぱりTPLOがいいとのこと。予備のTPLOプレートとスクリューも持ってきていたので、時間に余裕があれば実施しようと話をし、現地でレントゲンを取り直して計画も立てましたが、本例で半月板のチェックに少々時間を取られたため、やはり今回は無理に実施せず、改めて別日に延期してもらいました。体重2.70kgということで、今回よりも小さく、1.5mmのスクリューとTPLOプレートで実施予定です。