Case #010: 猫 足根中足関節の過伸展症 亜脱臼 |日野どうぶつ病院|1

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Case #010: 猫 足根中足関節の過伸展症 亜脱臼

 

今回は、相談を受けて友人の病院にオペにいってきました。原因は、木に足が引っかかって一晩ぶら下がっていたとのことで、当初低体温で来院したようです。

 麻酔下でストレスをかけてみると、内側の靭帯も痛んでいるようで、外側に曲がりました。よほど、暴れたのでしょう。パニックになってしまったんですね。

いくつかの選択肢を考えましたが、結局オーソドックスに、踵骨から足根骨を通過して中足骨にピンを打ち込み、クロスピンをうち、軟性ワイヤーで中足骨と踵骨に8の字テンションバンドワイヤー法で固定することにしました。

 わずかに隙間が空いているように見えますが、踵骨のピンの直径が1.25mmなので、これくらいでしたら問題ないかと思います。レントゲン室にオペ室の機械を入れて、術中レントゲンを撮りながら行いました。

 

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