Case #003: 猫 交通事故 下顎骨骨折
3−4日の入院管理ののち、退院としました。
写真は、約2週後に経過観察のために来てくれた時のものです。
最初、飼主さんもチューブからの強制給餌に戸惑っていましたが、この頃はけっこう慣れていました。この顎間固定は何度か経験がありますが、動物まかせで十分に栄養を取らせるのは難しいと感じています。特にこの猫は、交通事故で重傷を負い、1週間以上飲み食い無しで過ごしたので、体重減少や脱水も重度でした。ですので、チューブフィーディングの方が良いと判断しました。
2週後の来院時、体重はオペ前よりへっていませんでした。通常この経鼻食道カテーテルは1週毎に左右を交換すべきですが、オペ時、左側は使えない事が分かっていましたので、右側だけで4週以上過ごすことになるかもしれません。